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神戸市中央区 屋根修繕!瓦屋根からの雨漏りを防ぐ屋根修繕とは?
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です。
本日は、神戸市中央区にて雨漏りが発生した屋根を調査の上、瓦屋根の谷板金と棟まわりの漆喰補修を中心とした屋根修繕工事をおこない、雨漏りを解決しました様子をご紹介いたします!
お問い合わせのきっかけは、2年ほど前の雨漏り発生時に他業者に屋根修繕をしてもらったものの、最近また雨漏りが発生してしまった事でした。
まずは、屋根修繕と雨漏り診断のプロが現地へ向かい、丁寧に屋根修繕前調査を行いました。
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「雨漏りでお困りの方おまかせください」はこちら
神戸市中央区にて屋根修繕前の雨漏り調査
お住まいに伺わせていただき、まずは室内の雨漏り状況を確認してみました。
玄関にある柱から水が伝うように流れ落ちている跡がついており、お客様ご自身でタオルを置き対処をされている状態でした。
雨漏り発生の原因と考えられる場所は、真上のベランダかその上の屋根の2パターン考えられますが、ベランダは調査したところ雨が入り込むことは考えにくかったため、その上にある瓦屋根の調査に入りました。
神戸市中央区にて屋根修繕前調査 瓦屋根
屋根に上ると、燻瓦(いぶしがわら)葺きの綺麗な瓦屋根でした。
お客様から詳しくお話を伺うと、2年ほど前に今とまったく同じ場所で雨漏りが発生し、一度他社の工務店に相談の上屋根修繕をしてもらったとの事でした。
その後1年ほどは雨漏りがなかったそうですが、半年ほど前からまた少しずつ雨漏りが始まり、悩まれた末、弊社にご依頼をいただいた状況でした。
雨漏りの状況から考えると、この瓦屋根の間に位置する谷板金が原因として考えられます。
この谷板金まわりを隅々までチェックしていきましょう。
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神戸市中央区にて屋根修繕前調査 雨漏りの原因その① 谷板金
屋根面の境目が谷状になった部分には、雨水が集中して流れていきます。
この部分からの雨漏りを防ぐため、屋根の谷部には金属製の「谷板金」とよばれる板金を設置します。
この谷板金を点検していると、流れの中腹ぐらいに修繕をした後がありました。
谷板金のコーキングでは雨漏りは解決しない
谷板金の流心部分(一番低くなっている部位)にシリコンのコーキングで屋根修繕が施されていました。
コーキングが打ってある範囲のさらに外に、板金のひび割れが少し露出している状態です。
コーキング材はボロボロに劣化しておりました。
もしやと思い、確認のため撤去してみることにしました。
コーキングを撤去してみると、2mmほどの穴が開いており、そこから少しひび割れが伸びている状態でした。
谷板金の中心部は最も水が集まりやすいため、こういったコーキングなどの充填剤は想像以上に早く劣化します。
そのため、谷板金にヒビや穴があいた場合は、必ずこの板金材自体の交換の屋根修繕を行わないと、雨漏りは解決しません。
今のままでは雨漏りが発生し続けますので、屋根修繕前に一旦応急処置として防水テープを使い、簡易的に養生をさせていただきました。
瓦と谷板金の取り合い部分にも、コーキングを打つという屋根修繕が行われていましたが、これもやはり雨漏り解決には繋がりません。
神戸市中央区にて屋根修繕前調査 雨漏りの原因その② 面戸漆喰
屋根の頂上にある屋根面同士が山状に取り合う部分を「棟」といいます。
この棟にも、以前の屋根修繕で施工した形跡がありました。
平場の瓦と棟瓦の間の隙間に白い部分が見えると思いますが、この白い漆喰を「面戸漆喰」と呼びます。
こちらの面戸漆喰には目視でわかるほどの隙間が多々あり、奥の黒い棟下地が見えている状態です。
隙間の狭い部位にはそもそも漆喰が塗られておらず、直接ここから棟内部に雨が入り込んでしまいます。
棟瓦を積む際には、下地として粘土を使い、粘土に瓦を差し込んで固定を行います。
面戸漆喰は、その下地の土を雨から守るために表面に塗り込み防水を行う役割があります。
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隙間の多い面戸漆喰は雨漏りの原因に
面戸の隙間の狭い部位は、ほぼすべてこのように漆喰が塗られおらず、隙間が多数あります。
このような漆喰の隙間に雨がかかると、本来はスムーズに排出されていた雨水が漆喰の隙間部分に溜まったり、隙間から漆喰の裏に吸い込まれ濡れている時間が増えます。
この部分は早急に修繕しないと、さらに別の場所で大きな雨漏りが発生する可能性が高いです。
神戸市中央区にて屋根修繕前調査結果と屋根修繕プラン
屋根修繕と雨漏り診断のプロによる屋根修繕前調査が終わりました。
調査の結果、雨漏りの原因箇所とほか問題箇所は以下のとおりです!
雨漏りの原因
・谷板金の穴・ヒビ(コーキングしてあったが解決になっていない)
・谷板金と瓦の取り合い部分の隙間
今後の雨漏りに繋がりそうな問題箇所
・棟の面戸漆喰
今回の屋根修繕前調査の結果をお客様に写真とともにご説明し、雨漏りを解決する屋根修繕として、谷板金交換工事、面戸漆喰の詰め替え工事をご提案し、工事を着工することとなりました。
ベランダの波板交換もおこないます
また、お客様がベランダテラスの波板の劣化も気になるとの事でした。
こちらも弊社で新しい波板に交換することになりました!
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神戸市中央区にて屋根修繕工事!
神戸市中央区にて屋根修繕① 谷板金と棟の一部を撤去
屋根修繕工事着工です。
谷板金を交換する前に、まず谷廻りの瓦を一旦捲ってから板金を撤去します。
頂点の棟の下まで谷板金は差し込まれているため、棟も一部撤去して屋根修繕工事を進めていきます。
こちらの棟の土台はなんばんでしたが、2段目からの下地は土を使っていました。
撤去した瓦は、谷板金復旧後にまた使いますので、屋根上に保管をしておきます。
谷の穴あき部分から水が流れていた跡がありました。
長期的にここから雨の浸入が続いていたことが分かりますね・・
屋根の端部までこの水跡は続いており、その先の葺き土に吸い込まれていました。
これでは屋根の外に雨水が排出されず、屋根上に溜まる一方です。
神戸市中央区にて屋根修繕② 葺き土の撤去
劣化した土を撤去します。
軒先の広小舞にも雨染みが出来ています。
神戸市中央区にて屋根修繕③ 防水シートの敷設
谷板金を設置する前に、防水シートを敷き込んで屋根の防水能力を高めます。
雨漏りを防ぐのは表面の屋根材だけではなく、この防水シートの敷設が肝心です!
せっかくの屋根修繕工事なので少しでも雨が入り込みにくくなるように、施工を行います。
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神戸市中央区にて屋根修繕④ 谷板金の新設
谷板金を新設します。
今回の屋根修繕工事では、ガルバリウム鋼板製の谷を用意させていただきました。
板金を吊り子で固定して設置します。
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神戸市中央区にて屋根修繕⑤ 谷廻りの瓦葺き直し
次に谷廻りの瓦を葺き直しの作業です。
瓦の土台となるなんばんを谷廻りに積んでいきます。
屋根修繕における瓦復旧の工程です。
片側が葺き終わりました。
神戸市中央区にて屋根修繕⑥ 棟の復旧
谷廻りの復旧が終わると、頂点の棟を復旧していきます。
下地はもちろん、なんばんを使い棟を積み復旧していきます。
神戸市中央区にて屋根修繕⑦ 漆喰の撤去
次に、棟部分の漆喰を詰め替える屋根修繕工事です。
既存の漆喰だけでなく、下地のなんばんも削ります。
あまり力を入れなくても簡単に削れるほどなんばんも弱っているため、しっかりと密着している層まで捲っていきます。
削り取った漆喰などの廃材、ほこりを刷毛で綺麗に清掃を行います。
神戸市中央区にて屋根修繕⑧ 新しい漆喰の施工
整えた面戸に新しく漆喰を塗っていき、しっかり隙間を塞ぎます。
漆喰は塗り方ひとつで逆に雨水を呼び込むような形になってしまいます。
しっかりと棟の奥に漆喰の層が出来るよう塗ることが、屋根修繕ではとても重要なことなのです。
棟の先頭にある鬼瓦まわりや棟の継ぎ目部分には、漆喰を盛るように塗り、隙間を塞いでいきます。
神戸市中央区にて屋根修繕完成!
劣化した谷板金と棟まわりが今回の屋根修繕工事により、すっきりと生まれ変わり、正常に雨水を屋根の外へ排水出来る機能が復活しました!
雨漏りもなくなり、お客様にも大変喜んでいただけました。
もともと綺麗な燻瓦の屋根ですので、板金や漆喰がしっかり機能すればこれからもを長くお住まいを守ってくれることと思います。
一口に屋根修繕工事といいましても修繕の仕方で、逆に屋根や屋根下地、屋根裏まで傷めてしまう事もあります。
今回は雨漏りが発生していましたが、発見が早くすぐに修繕工事が出来たので良かったです!
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ベランダの波板も新しく張り替えて完了しています。
以上、神戸市中央区屋根修繕の様子をお伝えいたしました!
神戸市中央区で屋根修繕なら「街の屋根屋さん神戸店」へ
「雨漏りで天井や壁に雨染みができてしまった・・」
「どこかから雨漏りで水が落ちるような音が聞こえる」
このような症状が現われている場合、雨漏りによって屋根や屋根下地、天井裏まで傷んでいる可能性があります。
水分はお住まいにとって大敵で、被害を拡げないためにも雨漏りには早目の修繕やメンテナンスが必要です。
「街の屋根やさん神戸店」では、いつでも無料で雨漏り調査・お見積りまでさせていただいております。
すぐに修繕や工事とお考えでなくても、どうかお気軽にわからないことやご不安な点をご相談くださいね!
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