2025.02.05
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です(*^^*) 今回の現場ブログでは、神戸市長田区でおこないました雨漏り修理や屋根工事の事例と、工事後にお客様からいただきました口コミアンケートを3つご紹介させていただきたいと思います! ①瓦屋根の棟取り直し工事②波板交換工事③屋根カ…
今回は、神戸市兵庫区×瓦屋根補修の現場をご紹介します。
築20年ほどの瓦屋根のお宅で、「屋根の棟瓦が崩れかけている」とのご相談を受け、調査した結果、漆喰が劣化して剥がれ、瓦の固定が弱まっていることが分かりました。
そこで今回は、瓦屋根の漆喰詰め替え工事を行い、屋根の耐久性をしっかりと回復させていきます!
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工事の最初のステップは屋根足場の設置です。
朝9時、現場に到着し、ハシゴを掛けて屋根に上ります。
屋根工事では、安全を確保しながら作業することが重要です。
今回は、お住まい全体を覆う大規模な足場は設置せず、瓦の隙間に専用金具を差し込んで足場板を固定する屋根専用の足場を設置しました。
こうすることで、作業員の安全を確保しつつ、工事費用を抑えることができます!
通常の足場を組むと費用は20万〜25万円ほどかかるため、工事の規模に応じた足場を選ぶのも大切なポイントです(^^)/
次に、漆喰の撤去時に発生する破片が落ちないようにする対策を行います。
屋根足場の下に土嚢袋を丸めて挟み込み、落下物をキャッチできるようにしました。
こうすることで、近隣の建物や通行人への被害を防ぐことができます(*^^*)
次の工程は、古い漆喰の撤去(ハツリ作業)です。
次の工程は、古い漆喰の撤去(ハツリ作業)です。
ハツリとは、「削る・取り除く」という意味で、劣化した漆喰を削り取る作業のことを指します。
ここで使うのが【瓦槌(かわらづち)】という専用の道具です。
瓦槌は、片方が金槌の形をしていて、もう片方はアイスピックのようにとがっています。
この形状のおかげで、
・漆喰をピンポイントで削る
・瓦の隙間に差し込んで持ち上げる
といった細かい作業がしやすくなっています(*^^*)
屋根の調査をしていると、古い漆喰を撤去せずに上から新しい漆喰を塗り重ねている屋根を見かけることがあります。
しかし、この方法はNGです!
なぜなら、古くなった漆喰は密着力が弱まっているため、その上から新しい漆喰を塗っても剥がれやすくなってしまうからです。
さらに、古い漆喰を残すことで、屋根内部に隙間ができ、雨水が入り込んでしまう可能性もあります。
正しく施工するためには、
① 古い漆喰をしっかり撤去する
② 下地の土を整える
③ 新しい漆喰を施工する
という流れをしっかりと守ることが大切です。
古い漆喰を撤去した後は、下地の土の調整を行います。
漆喰の下には「葺き土(ふきつち)」と呼ばれる土があり、これが屋根の棟瓦を支えています。
ただし、葺き土が劣化していたり、盛り上がりすぎていたりすると、新しい漆喰を塗る際に仕上がりが悪くなったり、強度が落ちたりする可能性があります。
そのため、
・余分な土を削る
・ハケで表面をならして整える
といった作業を丁寧に行い、新しい漆喰を受け入れられる状態を作ります。
この工程がしっかりできているかどうかで、漆喰の持ちが大きく変わるので、職人の腕の見せどころでもあります。
本日は、
・屋根足場の設置
・古い漆喰の撤去(ハツリ作業)
・下地の土の調整
までの作業をご紹介しました!
この作業だけでも、1日でできるのは約20mほど。
今回のお宅では、
・棟の長さ:約30m
・漆喰の施工範囲:約60m(棟の両側)
となるため、作業は3日間にわたります。
次回は、
・新しい漆喰の施工
・仕上げの工程
について詳しくお伝えしていきます!
漆喰補修は、見た目だけでなく屋根の耐久性や雨漏り防止にも直結する重要なメンテナンスです。
「うちの屋根、大丈夫かな?」と思ったら、ぜひ点検をご検討ください(*^^*)
それでは、次回のブログをお楽しみに(^^)/
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