神戸市東灘区|淡路瓦の和形の青緑色の釉薬瓦。袖の瓦が落ちたとお問い合わせがありました。


神戸市東灘区で釉薬瓦が飛んでいるというお問い合わせを受け急行致しました。

その様子をご紹介致します。

こんにちは!屋根の事なら街の屋根屋さん神戸店の道明です。

さっそくヒアリングを行い、屋根に上り調査を行いました。

【ヒアリング開始】

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風で飛ばされた瓦は『袖瓦』と呼ばれる瓦で、三角屋根の左右の端の瓦が飛んでいるとのお問い合わせがありました。近くには駐車場があり普段なら車が並んでおりました。特に芦屋市の近くという事で高級車も多く通るそうです。

瓦が落ちているのを発見した時、『車に当たってなくて本当に良かった』と、胸をなでおろしていたそうです。

築年数は40年~50年で、お客様が実際に住みだしてからは5年程だそうです。

普段はこの家に住んでおらず、袖瓦が落ちているのを発見したのは、2か月ぶりにこの家に戻ってきた時だそうです。

住みだしてからの屋根の補修はした事はなく、雨染みの様な物はなかったと思うが、実際雨漏りをしているかどうか分からないとの事でした。

本来であれば、屋根裏の調査も行うのですが、家の中にお邪魔する事は出来ませんでしたので、屋根の上の調査のみとなります。

【現地調査開始】

屋根補修工事 既存屋根の状態
屋根補修工事 既存屋根の状態
【現地調査開始】

屋根に上がり調査を開始致します。現状の瓦は淡路島で生産されている淡路瓦の和形の青緑色(青色)の釉薬瓦で、いぶし瓦をガラスコーティングした様な瓦です。陶器瓦とも言います。瓦の耐用年数は約50年~60年です。瓦の下に土(粘土)を置き固める『土葺き工法』で葺かれていました。

『土葺き工法』は土の下に『防水紙』が敷かれており、これが2次防水の働きをするのですが、

築40年~50年という事であれば、土の下の防水紙は寿命を迎えており、防水紙が破れている事も予測できます。

【原因調査】

屋根補修工事 既存屋根の状態
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【原因調査】

写真のとおり、2枚の袖瓦が強風で飛んでなくなっております。

現在では耐震、耐風の概念から、軒先や袖瓦は釘で止めるのですが

40~50年前の主流の工法としては『土葺き工法』で、この土葺き工法が主流だった当時は、今のような「耐風」や「耐震」といった概念が存在しておらず、葺き手によっては軒先の瓦や袖瓦を釘で止めていない事が多いです

では、当時はどの様に瓦を止めているかというと、瓦の下に土(粘土)を葺いており、この土がガチガチに固まり、接着剤の役割を果たし瓦が固定されています。しかしこの土も約20年~30年程経つ雨が入り込むことによって、土が柔らかくなってきます。

土台である土が柔らかくなると、歯で言うと、歯茎が崩れている状態で、当然瓦は飛びやすくなります。
屋根補修工事 既存屋根の状態
屋根補修工事 既存屋根の状態
お客様は「雨漏りはしていないと思う」との事でした。これまでに一度も下地である野地板や防水シートも取り換える『葺き替え工事』もしくは『葺き直し工事』をしていないのであれば、下地の防水紙は20年程で耐用年数は超えており、瓦がない今の状態は、天井裏などに雨漏りをしている可能性は高い事が予想できます。

雨漏りが発生してしまうと、下地の野地板も腐ってしまし、イエシロアリなどが発生してしまう可能性があります。

早急に改修工事する必要があります。
屋根補修工事 既存屋根の状態
屋根補修工事 既存屋根の状態
また、もう一つ気になったの事は、瓦がコーキングでべっとり塗られている事です。

これは、ラバーロック工法と言って、瓦と瓦をコーキング材(接着剤)などで、結合させることをいいます。

この様にべったりとコーキングで瓦を固めてしまうと、雨漏りを引き起こす可能性があります。メリットは屋根がズレない利点はありますがそれ以外に何もありません。むしろ、デメリットの方が多く、瓦職人は絶対にしません。

瓦を施工する際に一番考えなくていけないのが水の流れです。雨水が瓦の上をどう流れていくのかを考えながら、屋内に水が回らない取り合い部分を納めていかないと雨漏りの原因になります。

上の写真のようにコーキングで水の流れを止めると、コーキングの切れ目や隙間から入った雨水の逃げ道はなく、その水が行き場を失って瓦の裏側に回り、部屋内へと流れていき雨漏りに繋がります。

また、瓦の下の空間を密閉してしまい、湿気が抜けなくなる事で、防水紙や野地板が腐食させてしまいます。

また、コーキング剤を塗った所場所は瓦が凍りやすくなり、いわゆる凍害を受け割れやすくなり、瓦の寿命を短くします。

【対策・施工事例】

屋根補修工事 施工事例
屋根補修工事 施工事例
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屋根補修工事 施工事例
屋根補修工事 施工事例
屋根補修工事 施工事例
上の別の現場の施工事例の写真写真です。

この現場の最低限の補修工事である袖瓦を全て取り除き、柔らかくなった土を全部取り除き、土代わりに白い『なんばん』を土台に敷き、新たに袖瓦を設置して、ステンレス製の釘で止める『部分葺き替え工事』をする必要があります。

この工事で少なくとも袖瓦が飛ぶことはもうありません。外れている2枚だけ瓦を差し替えても、土台となる土が崩れていますので、他の袖瓦も外れてしまう可能性があります。

この家に将来に渡って住むのであれば、既存の屋根材を全てはがし、下地である野地板や防水シートも取り換え、新しい屋根材に替える『葺き替え工事』が必要です。

ですが、お客様はこの住宅にはあまり住んでいないとの事で、あまり長くは住む予定もないそうでしたので、上記の『部分葺き替え工事』が必要な工事と判断致しました。

本日のブログは以上です。

この工事の現場ブログ

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